重賞データcheck
 今週は3日間開催!土曜日にチャレンジC、日曜日にローズS、月曜日にセントライト記念が行われる。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。
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第76回 チャレンジC(G3)

9月13日(土) 阪神競馬場 芝2000m

 昨年まで12月に行われていたチャレンジC。2011年までは9月に行われており(当時の名称は朝日チャレンジC)、コースは同じ阪神芝2000mだが、負担重量は別定だった。当時の優勝馬には、タップダンスシチーやスズカマンボ、ドリームジャーニーなどが名を連ねている。
 前述のようにかつて9月に行われていたときは別定戦だったが、今年からはハンデ戦。2週前の新潟記念が今年から別定戦になったため、昨年までの新潟記念相当の役割を担うハンデ重賞と考えていいだろう。データの分析は非常に難しいが、昨年までの新潟記念や、9月開催当時の朝日チャレンジCなどを参考に検討したい。
過去のデータをCheck!

チェック1ハンデ戦で波乱含みか

 昨年までの新潟記念過去10年を参考に人気別成績をみると、1〜3番人気が連対率30.0〜40.0%、複勝率40.0〜50.0%でほぼ横並び。勝率は2番人気が高い。また4、5番人気は不振で、上位人気全体としてはあまり良い成績とは言えない。6番人気以下の好走馬も多く、2桁人気馬も6頭が好走している。ローカルの新潟記念と阪神のチャレンジCではまた傾向が変わる可能性もあるが、ハンデ戦だけに穴馬への警戒は怠らないようにしたい
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【人気別成績(新潟記念2015〜24年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
2 4-0-1-5 40.0% 40.0% 50.0%
3 0-3-1-6 0.0% 30.0% 40.0%
4 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
5 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
6 2-2-0-6 20.0% 40.0% 40.0%
7 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
8 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
9 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
10 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
11〜 1-0-3-58 1.6% 1.6% 6.5%

チェック24歳がややリード

 2011年まで9月に行われていたころの朝日チャレンジC10年分について性齢別成績を見ると、牡・セン馬は4歳が【4.2.1.9】で勝率25.0%・複勝率43.8%など一歩リード。5歳や3歳も上々の結果を残しているが、特に勝率の高さが4歳は際立っている。6歳はやや劣勢で、7歳以上は苦しい。牝馬は出走が少なく参考にしづらいものの、ハンデ戦で行われていた昨年までの新潟記念では牝馬の好走も少なくはなかったため、念のため注意したい。
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【性齢別成績(2002〜11年】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3 1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
4 4-2-1-9 25.0% 37.5% 43.8%
5 4-3-4-21 12.5% 21.9% 34.4%
6 1-3-1-19 4.2% 16.7% 20.8%
7〜 0-0-2-23 0.0% 0.0% 8.0%
10-9-9-77 9.5% 18.1% 26.7%
牝馬 4 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
5 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
6 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
0-1-1-9 0.0% 9.1% 18.2%

チェック3前走G3組が中心か

 Check2と同じく2002〜11年の朝日チャレンジCについて前走クラス別の成績を見ると、G3組の好走が多く、好走確率も上々だった。ただ、サマー2000シリーズの中盤以降から参戦する馬もいれば、前半の七夕賞や、シリーズ外のエプソムC(当時6月、本年は5月)あたりから休養明けの馬もおり、どちらかといえば間隔が開いていたほうが好走確率が高かった点には注意したい。ただし、G3組は前走の人気か着順のいずれかは上位であることが望ましい。その他では参戦があればG1組も要注目。3勝クラス組は3着中心だが複勝率は高い。
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【前走クラス別成績(2002〜11年)】
前走クラス 成績 勝率 連対率 複勝率
2勝クラス 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
3勝クラス 1-0-4-6 9.1% 9.1% 45.5%
OP特別 0-1-0-23 0.0% 4.2% 4.2%
G3 6-7-4-37 11.1% 24.1% 31.5%
G2 0-1-1-7 0.0% 11.1% 22.2%
G1 3-1-1-7 25.0% 33.3% 41.7%
地方 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
【前走芝2000m重賞からの好走馬(2002〜11年)】
馬名 人気 着順 前走 前走人気 前走着順
2002 タップダンスシチー 5 1 函館記念 7 8
イブキガバメント 2 2 小倉記念 6 2
2003 カンファーベスト 2 1 新潟記念 7 2
アラタマインディ 10 2 小倉記念 8 9
ヒマラヤンブルー 5 3 札幌記念 3 4
2005 ワンモアチャッター 1 1 小倉記念 2 2
エリモハリアー 6 2 札幌記念 2 6
ツルマルヨカニセ 4 3 小倉記念 3 3
2006 トリリオンカット 7 1 新潟記念 13 7
コンゴウリキシオー 1 2 小倉記念 2 5
2008 ドリームジャーニー 1 1 小倉記念 2 1
キャプテンベガ 3 3 七夕賞 2 4

チェック4栗東CWの併せ馬追い切り馬に注目

 追い切りは昨年までのチャレンジC過去10年について、パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で分析したい。
 好走馬が多く、好走確率も高かったのは栗東CW追い切り馬。ただ単走追いの成績はパッとせず、併せ馬で追われた馬が複勝率53.3%と抜群だ。栗東坂路組はやや2〜3着が多く、好走確率も低め。こちらは馬ナリ調整だった馬は信頼性がかなり低く、強目以上が理想だ。なお、美浦南Wは併せ馬にかぎると【2.0.2.5】複勝率44.4%と、栗東CWの併せ馬に迫る好成績を残している。
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【主な追い切りコース別成績(過去10年)】
コース 条件 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東坂路 2-4-5-58 2.9% 8.7% 15.9%
馬ナリ 0-1-1-21 0.0% 4.3% 8.7%
その他 2-3-4-37 4.3% 10.9% 19.6%
栗東CW 5-4-3-29 12.2% 22.0% 29.3%
単走 1-1-2-22 3.8% 7.7% 15.4%
併せ 4-3-1-7 26.7% 46.7% 53.3%
美浦南W 3-0-2-10 20.0% 20.0% 33.3%
美浦南坂 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%